祇園祭後祭山鉾巡行③役行者山・鷹山・大船鉾篇。
祇園祭後祭山鉾巡行の第3弾は、修験道の開祖・役行者 小角(えんのぎょうじゃ おづぬ)が一言主神を使い葛城ー大峰間に石橋を架けた故事に由来する役行者山。
帽子・経巻・錫杖を持って座る役行者(中)、手に輪宝を持つ女体の葛城神(右)。それに、鬼形で赤熊を被り手に斧を持つ一言主神(左)がご神体。山6番。巡行には、上の画像のように聖護院の山伏さんが先導します。見送は「金地唐美人図」綴錦ですね。次は、準備中の籤改めの場所の様子。そして、籤取らず(巡行順は10番目)の鷹山が四条通へ。昭和の菊水鉾、平成の大船鉾に続く、令和の曳き山・鷹山の屋根はまだ白木。巡行後、町内に戻る途中で屋根が電柱に接触して一部(2m程)が落ちたとか。曳き手2人が軽傷を負ったそうです。ご神体は「鷹匠・犬飼・樽負」の人形。巡行中は見えませんが、結構大きい人形。で、見送は「鷹之図(染彩猛禽之図)」。染色家・皆川月華が「将来の復興のために」と寄贈していたもの。次は、こちら。河原町商店街振興組合の皆様が記念品を贈るようです。で、最後は大船鉾。巡行順11番目の籤取らずの鉾(屋形)です。で、四条通の御旅所前にもテントが。上の画像では、橋弁慶山の役員が榊を受け取っています。大船鉾の車輪が白木。今年、30cm程大きくした新しい車輪で巡行。が、この頃から強い雨が。囃子方が急いでビニールシートを広げて対応。次の画像に雨の白い筋が多数。舳先は隔年で大金幣と龍頭に。3年前、辰年の今年に合わせ順序を調整。短時間ながらの豪雨が龍=水神に相応しい。曳き手の笠が濡れて赤く見えます。前祭の鶏鉾のようです。ということで、後祭山鉾巡行報告終了。
この記事へのコメント