祇園祭後祭山鉾巡行①橋弁慶山・北観音山・黒主山・鯉山篇。
24日の後祭山鉾巡行の第1弾は、山1番を引き当てた黒主山(くろぬしやま)を。
以下、巡行順に。まずは籤取らずの橋弁慶山。五条大橋で戦う弁慶と牛若丸。胴掛は円山応挙の下絵と伝わる「加茂祭礼図」綴錦。水引は「唐子嬉遊図」綴錦。今年、前掛が新調されたので、後掛が富岡鉄斎原画の「椿石図」綴錦。原画は清荒神所蔵の衝立とか。今年は牛若丸の八文字眉がUPできず。で。上の画像は、昨年の橋弁慶山の曳き初めの時のもの。次は北観音山。こちらも籤取らずですが、隔年で南観音山と順番(2番目と6番目)を交代します。楊柳観音像と韋駄天立像を安置する巨大な曳き山。真松には尾長鳥。後ろには観音懺法にちなむ柳枝。そして、最初にあげた黒主山。謡曲「志賀」にちなんで、大伴黒主が桜の花を仰ぎ眺めている姿。巨大な像。胴掛他の懸装品で見えませんが、山本体の木部を155年振りに新調して巡行。部材を固定する金具等は明治の物を使用したとか。見送りが鮮やか。今年は、「牡丹双鳳凰文様綴錦」ですね。続いては、山2番の鯉山。が、しかし大きな鯉がいない。次は、昨年の画像の鯉。雨の心配をしたのでしょうが、昨年、新調された黒幕を披露するのなら…。次も昨年の画像。ベルギー製のタペストリーも見られませんでした。残念!昨年、リトアニアの美術館で同様なタペストリーが物が見つかったそうですが。雨が予想されていましたし、実際、最後は雨も降りましたが、やはり残念。懸装品やご神体等のことを考えると複雑な気分になります。
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