祇園祭前祭山鉾巡行⑤四条傘鉾・蟷螂山・月鉾・菊水鉾篇。
祇園祭前祭山鉾巡行第5弾は、傘鉾2番の四条傘鉾のこの画像から。
といっても、傘鉾は巡行7番目と15番目を綾傘鉾と争うだけなのですが。四条傘鉾では、8人1組の棒振り踊のお子達が2班巡行します。黒熊(こぐま)を被った棒振りさん、花笠姿の鉦・太鼓・ささらのお子が各2人。傘の上に花瓶・赤幣・若松を飾った、綾傘鉾同様、古い風流傘(ふりゅうがさ)。次は、傘の後ろに控えていた第2班だったかな。綾傘鉾ほどでは無いものの、囃子方も入るので結構な長さの行列になります。そして、山10番の蟷螂山(とうろうやま)。左前脚(鎌部分)が折れてます。諺「蟷螂の斧」の元になった中国の故事に由来する山。有料観覧席では、頭を動かしたり羽を広げたりするのですが、そのまま通過。と、御所車の横に係の方でしょうか。手には鎌を持っているような。そして、昭和の戦後に造られた唐破風屋根が特徴の巨大な鉾3番菊水鉾が。音頭取りさんは手に茶色い団扇。屋根の上にはご神体の恵比寿さん。次の画像は稚児人形の菊丸。町内にあった茶人・武野紹鴎の大黒庵屋敷の菊水井に由来する鉾。前後左右の懸装品と屋根上のゑびす神で七福神です。で、見送。岩澤重夫・筆の「深山菊水図」の綴織が目にも鮮やか。
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