近頃、チョッと嬉しかったこと:その②薩摩切子藍色被船形鉢。

少し前、開催された「サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品」に、行者橋の大好きな「薩摩切子藍色被船形鉢:さつまきりこ あいいろきせ ふながたはち」が出品されていることを発見!手前に蝙蝠(こうもり)が羽を広げています。
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実は、次の画像手前が船首(舳:へさき・みよし)で、蝙蝠が船尾(艫:とも)です。
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こうすると手前の円い藍色の陰陽勾玉巴文の陰影が少し分かりやすいかな。
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サントリー美術館のHPから転載させていただいている次の画像も正面はこちら。
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次は違う角度からの画像ですが、蝙蝠の「蝠」が「福」に通じる吉祥紋様です。
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いや、一瞬、よっぽど東京に帰ろうかと思ったのですが、断念。
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娘に観に行ってもらったら、撮影OKでした。自館の所蔵品だからでしょう。
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蝙蝠の下の切込みが美しい!…短径13.2cm・長径18.1cm・高10.4cm。
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比重3.43、いわゆるクルスタル・ガラスですね。19世紀中頃・薩摩で製作。
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前に観た時、レプリカを販売していた記憶があるのですが、手が出せないお値段。紅を被せたレプリカもあるようですが、ここは藍じゃなきゃ駄目でしょう。

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