祇園甲部のまめ彩さん・豆珠さん@かにかくに祭。

かにかくに祭は、劇作家・明星派歌人の吉井勇をしのび、毎年11月8日に白川南通の歌碑の前で開催される行事です。まずは、芸妓さんの豆珠さん(左)、舞妓さんのまめ彩(右)さんの画像から。微妙に開始前の緊張が見えるような。
2023.11.08かにかくに祭 (27).JPG
11時、最初に祇園甲部の関係者が献花・合掌。
2023.11.08かにかくに祭 (13).JPG
そして、おそらく祇園商店街振興組合の方に続いて、豆珠さん・まめ彩さん。
2023.11.08かにかくに祭 (19).JPG
上の画像、奥の方が祇園商店街振興組合の方。お2人が献花・合掌。
2023.11.08かにかくに祭 (23).JPG
「可に可くに 祇園はこひし 寐(ぬ)るときも 枕のしたを 水のな可るる」の文字。
2023.11.08かにかくに祭 (31).JPG
上は祇園商店街振興組合の公式記録用に並ばれた時の画像。次は、豆珠さん。
2023.11.08かにかくに祭 (29).JPG
2022(令和4)年3月6日に襟替えされました。そして、まめ彩さん。
2023.11.08かにかくに祭 (30).JPG
2019(令和元)年5月9日にお見世出し。以下は、ギャラリー用に。
2023.11.08かにかくに祭 (41)70.jpg
歌碑は、1955(昭和30)年11月8日に吉井勇の古稀の祝いとして建立。
2023.11.08かにかくに祭 (2)舞妓・まめ彩.JPG
発起人は4世井上八千代さん他、錚々たる顔ぶれ。豆珠さん、横顔も素敵です。
2023.11.08かにかくに祭 (46).JPG
続いて、まめ彩さん。花簪は、紅葉(もみじ)ですね。
2023.11.08かにかくに祭 (45).JPG
歌碑のある場所は、磯田多佳の茶屋「大友(だいとも)」がありましたが、建物疎開により撤去されました。最後に発起人の顔ぶれを。大谷竹次郎・大佛次郎・久保田万太郎・里見敦・志賀直哉・新村出・杉浦治郎右衛門・高橋誠一郎・髙山義三・谷崎潤一郎・堂本印象・中島勝蔵・西山翠嶂・湯川秀樹・和田三造等。凄い!

この記事へのコメント

narahimuro
2023年11月10日 20:36
行者橋様へ
かにかくに祭の写真UP有難うございます。
私は、この行事は見学したことがなく、動画やブログで
その様子を窺うだけです。一度見学には行きたいとは存じています。
写真から感じるとまめ彩さんももうすぐ襟替えかも知れませんね。
豆珠さんも、もう芸妓姿が板について貫禄が感じられます。
発起人の顔ぶれはまさに当時の文化人を代表する方ばかりで
改めて驚いています。磯田多佳さんは夏目漱石とも親交があった
のは良く知られていますね。
行者橋 渡
2023年11月10日 21:50
narahimuro様、コメント有難うございます。この行事は、ギャラリー用の撮影時間をしっかり取って下さるので、とても有難いと思います。ところで、つい最近知ったのですが、このお2人は時代祭にも参加されていたようです。磯田多佳は、文人・学者等との交際が広く知られていた名物女将だったようですね。は、京都祇園甲部の芸妓から「大友」の女将になった訳ですが、お姉さんは「一力亭」の女将だったと聞いています。