「浅茅生」の蔵元&試飲を楽しむ@大津・平井商店。
まいまい京都の企画で、大津市で「浅茅生:あさじを」を生産している蔵元・平井商店を訪問し、試飲をして参りました。説明は後にして、この画像から。
平井商店は旧・東海道の1筋北、アーケード街・丸屋町商店街の一角に。表からだと蔵元だとは気づきません。蔵に入ると右端に今は使っていない煙突。次の画像左が使っている蒸し器(甑:こしき)、右は昔の甑の釜。女性は参加者。仕込み用タンクには、温度調節用チューブが巻かれています。次は発酵中の醪(もろみ)。空気を掻き混ぜるととても良い香りが立ち上がります。保存用タンクの奥に、酒母(酛:もと)を作る部屋が。説明役は、18代当主の平井弘子さんのお婿さん(次期当主予定)の将太郎さん。こちらが酒母の様子。仕込みタンクより濃厚な香りが立ちます。次は最初の画像と同じ、醪(もろみ)を絞る縦型の上槽(じょうそう)機。現在は横型の上槽機が一般的。縦型は酒袋に醪を入れ、入口を折り畳み、白いカバーの下の酒槽(さかふね)に平たく積んで上から圧縮します。次は麹室。麴室は拝見できませんでした。で、お待ちかねの試飲TIME。上の画像黒い服の女性が現当主・杜氏の平井弘子さん。アテはまいまい企画が途中で購入。上2本と次を参加者で分けました。行者橋、試飲前には「浅茅生 純米 酒造り参百参拾年」を買って帰ろうと思っていたのですが、「浅茅生 熊蟄穴 くまあなにこもる 純米吟醸 55%精米 生原酒」の方が気に入ったので、そちらを購入して帰りました。
*蛇足:平井商店は江戸時代初期、1658(万治元)年に創業。「浅茅生」は、1677(延宝5)年に後水尾天皇の皇子・聖護院宮道寛親王から賜った和歌にちなんで名付けられた銘柄だそうです。途中、酒造り以外の業種になったこともあり、「商店」を名乗り、それが継承されているのだとか。
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