｢丸岡城@福井県坂井市｣はこじんまりとした美しいお城！

｢ミステリーバスツアー(to福井県)｣報告の第４弾は、現存１２天守の１つ、坂井市の丸岡城です。最初はベタな画像から。

丸岡城は平山城です。次の画像は｢一筆啓上 日本一短い手紙の館｣から撮影。

大入母屋の上に廻り縁のある小望楼をを持つ独立式望楼型２重３階のお城です。

天守台が１階平面より広いので、腰屋根がつきます。法隆寺金堂のよう(笑)。

上の画像の急な階段横に石製鯱(しゃちほこ)が。１９４０～４２(昭和１５～１７)年の修理時に物資不足で、元々、木彫銅板張りだったのを作り変えたのだとか。

その後、１９４８(昭和２３)年に福井地震で落下。１９５２～５５(昭和２７～３０)年の修理時に木彫銅板張りに復したとか。

次は復元模型。本来、周囲に五角形の内堀が廻らされていたそうです。

天守は安土桃山時代に建造されたと推定されていましたが…。

最新の調査では寛永年間(１６２４～４４年)の建造と推定されるとか(＊注参照)。

重要文化財に指定されている天守から北を望むと、真下に平章小学校が。

北東には、本多成重ゆかりの｢一筆啓上 日本一短い手紙の館｣が。

廃藩置県で天守以外は全て解体・破棄され、 福井地震のために倒壊。

現・天守は、１９５５(昭和３０)年に倒壊材の７割以上再利用、組み直して修復。

別名は霞ヶ城。現在、内堀の復元計画と国宝化が進められているそうです。

＊注：１５７６(天正４)年、柴田勝家の甥・勝豊が丸岡に築城。その後、城主は変遷したが、１６１２(慶長１７)年、城主・ 今村盛次が越前騒動に連座して失脚し、翌年、幕府から福井藩附家老として本多成重が城主に。さらに１６２３(元和９)年、福井藩２代目松平忠直が不行跡を理由に改易に。翌年、本多成重が福井藩から独立、大名となって丸岡藩成立。現・天守はこれを機に築造されたのかも。