時代祭の舞妓さん：②先斗町歌舞会（平安時代婦人列）。

先斗町の舞妓さんファンの皆様、お待たせしました。時代祭の平安時代婦人列の様子をお届けします。まずは、時代祭の様々な情報のＴＯＰに来ることの多い「巴御前」。今回は画像が多めなのですが、舞妓さん・芸妓さんのお名前は割愛。

平安時代婦人列は、木曽義仲の愛妾として知られる「巴御前」が天冠＆鎧を着け・太刀・長刀を持ち、従者を従えた騎馬姿で最初に登場しますので、派手さ・豪華さは抜群！

続いては建礼門院の雑仕女(ぞうしめ)「横笛」。平重盛の家来・斎藤時頼（滝口入道）の愛人で、出家した時頼の後を追い尼になったというエピソードに由来して市女笠を持つ旅姿です。

次は大写し。こういう画像は背景のお客様の画像処理が煩雑なので、ＵＰが遅くなってしまうんですね(笑)。

次も市女笠をお持ちですが、今若・乙若を連れ、懐に牛若を抱いて歩く「常盤御前」。

源義朝の側室で、『平治物語』によれば処刑されようとした子供たちの助命を願うため、平清盛を訪れるシ－ンです。こちらが大写し。

続いては、台車に乗った「清少納言」と「紫式部」。名札の旗で「清少納言」が隠れていしまいました。

ということで、こちらが「清少納言」の大写し。

で、次は「紫式部」の大写し。立ち位置の角度の関係で、正面像が撮れませんでした。

次は、「紀貫之の女(むすめ）」。梅にちなむエピソードを反映して、梅の枝を持っています。

そして、「小野小町」と侍女。この辺りから、服装が唐風になりますね。

こちらが「小野小町」の大写し。

続いて、侍女の方。髪の形もチョット中国風。

そして、こちらは「和気広蒸」と童女・童子。ここらは、平安初期の設定なのですが、印象としては奈良時代でかなり唐風ですね。

「和気広虫」の兄は、天皇の位を狙った僧・道鏡の追放に尽力し、平安京遷都を桓武天皇に建言した功労者です。こちらは大写し。

以上が、先斗町歌舞会の舞妓さんの列なのですが、この平安時代婦人列の最後は「百済王明信（みょうしん）」。この部分は、京都地域女性連合会の皆様が担当しています。

藤原継縄の妻で、桓武天皇の信任が厚かった明信は女官長として活躍した人です。ということで、“時代祭の舞妓さん：②先斗町歌舞会”篇は終了ですが、最後にもう１度、「巴御前」を。

時代祭のその他の行列は、時間があって他の話題が無ければそのうちにＵＰしますが、とりあえず、ここまで。