葵祭:路頭の儀―その2・賀茂川土手篇。

さて5月15日の午後、葵祭の後半戦です。何年前だったでしょうか、土曜日か日曜日に葵祭があった時、女房と賀茂川の土手で行列を楽しんだことがありました。

あっ、京都の人には説明するまでも無いのですが、このブログは基本的に東京の知り合い向けの情報優先で展開しています(笑)ので説明しますが、賀茂川は出町柳で高野川と合流するまでは賀茂川ですが、合流後の下流は鴨川とするのが基本です。お手持ちの京都のガイドブックの地図でご確認下さい。
画像
上の画像は14時10分頃、下鴨神社から行列が出るところですが、もう大混雑。チョッと立ち寄ってみようと思ったのですが、予想以上の展開で、警備の警察官他、関係者も殺気立ってましたので、北大路通の北の賀茂川土手を確保するために急ぎました。行列の通る道路は混み混みなので、自転車で賀茂川の河川敷を縦横無尽に走り回りました。自転車、本当に便利です。この土手が良いのは、道が狭いので行列の人に触れる(そんなことをしてはいけませんが)くらい間近に見ることができる点です。下の画像は道路事情で先頭が詰まっているところですが、左の白装束の人は馬糞回収役です。馬の業界人は馬糞を“ボロ”と言いますね。ボロボロ落ちるからでしょうか。
画像
あっ、この真ん中の方は阪神タイガースの人ではありません!
画像
この青い装束の方は都の司法・警察・民生等を取り仕切る強力な権限を持った検非違使(けびいし)の志(さかん)はず。背中に矢を入れる道具が見えます。「令外官(りょうげのかん)」等という言葉とともに、昔の仕事を思い出します。
画像
藤の牛車も再び登場です。
画像
今は行列の中では斎王代が最も人々の興味を引きますが、天皇の使いである勅使は行列に参加しないので、この近衛使代が行列の最高位で、本来の主人公です。馬の飾りも立派です。
画像
敷物も豹皮・虎皮・鹿皮・織物等、身分によって異なります。
画像
再び斎王代の登場です。御所の時とは担ぎ手の位置が変わっていますね。本来、斎王というのは内親王(皇族の女性:皇太子家の愛子さん、秋篠宮家の眞子さん・佳子さん等が該当します)が葵祭に奉仕するものですが、そ代理ということで斎王代ですね。今年の方は初の平成生まれということで話題になっていました。
画像
画像
この斎王代は在京の未婚女性から選ばれるのですが、「ええとこのお嬢さん」らしく、京都の人は色々な噂を語ってくれます。でも割愛。歴代の斎王代をこちらでご参照いただき、ご理解下さい。なお、乗り物は御腰輿(およよ)というそうですが、乗り具合は結構大変だそうで、乗り物酔いで気分が悪くなったりすることもあるとか。そういえば、昔の教え子にオヨヨと呼ばれた子がいたけど、元気かなぁ(笑)。女人列も間近です。少しお疲れでしょうか、もう少しだから頑張れ!
画像
こちらの桜の牛車が見えてくると、行列も終盤です。
画像
最後尾はボロ等の回収用の軽トラと救急車です。
画像
御薗橋(みそのうばし)を渡ると、さぁ上賀茂神社です。
画像
一方、土手の見物客の移動ですが、とても橋を渡れる状況では無いので川の中の置き石に行列ができます。こんなに多くの人がここを渡るのは葵祭の時くらいでしょう。珍しく、またチョッと和める光景です。
画像
以上、賀茂川土手の葵祭でした。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック